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C#(シーシャープ)とは、マイクロソフトが開発したマルチパラダイムプログラミング言語。強い型付け、命令型、宣言型、手続き型、関数型、ジェネリック、オブジェクト指向の要素を持つ。 マイクロソフトのソフトウェアフレームワークである.NET Frameworkとともに作られ、Ecma International〔Standard ECMA-334 C# Language Specification 〕および国際標準化機構 (ISO)〔ISO/IEC 23270:2003 C# Language Specification〕 によって標準化されており、日本においても日本工業規格 (JIS)〔JIS X 3015 プログラミング言語C#〕によって採択された。 == 概要 == 開発にはボーランド社のTurbo PascalやDelphiを開発したアンダース・ヘルスバーグを筆頭に多数のDelphi開発陣が参加している。 C#は共通言語基盤(共通言語ランタイムなど)が解釈する共通中間言語にコンパイルされて実行される。基本的な書式がC言語風になっているため、初見の構文はサン・マイクロシステムズ社によるJavaに近いと言われるが、実際の構文はDelphiに準じており、C言語風ということもありC++ Builderの独自拡張構文に極めて近い内容となっている。またプロパティやデリゲートなどDelphiの構文そのまま、もしくは名称変更しただけの機能となっているものが多い。 自動ボックス化、デリゲート、プロパティ、インデクサ、カスタム属性、ポインタ演算操作、構造体(値型オブジェクト)、多次元配列、可変長引数、などの機能を持つ。また、Javaと同様に大規模ライブラリ、プロセッサ・アーキテクチャに依存しない実行形態、ガベージコレクション、JITコンパイルによる実行の高速化、などが実現されている(もっともこれらはC#の機能というより.NET Frameworkによるものである)。 .NET構想における中心的な開発言語であり、XML WebサービスやASP.NETの記述にも使用される。他の.NET系の言語でも記述可能だが、生産性・機能においてC#が最も優れるとされる。マイクロソフトの統合開発環境では、Microsoft Visual C#がC#に対応している。 共通言語仕様のCLSによって、他のCLS準拠の言語(Visual Basic .NETやVisual C++ (C++/CLI)など)と相互に連携することができる。他言語で記述されたクラスを継承することも、またその逆も可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「C Sharp」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 C Sharp (programming language) 」があります。 スポンサード リンク
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